令和2年11月28日に行われたセミナーから

相談
相談

以前のセミナーから一部をお伝えしたいと思います

この回は不動産の活用というテーマで講演されました。

加藤建設の加藤様が体験した、歴史的建造物を現代に復元したお話しが興味を持ちましたらビデオを見てみてください。

なおビデオは会員向けとなっております。

不動産活用の事例として、以下の2つの例を挙げることができます。

  1. 有松の中松武田荘の再生
    この事例では、江戸時代の建物を活用するために、地元の住民やトヨタ自動車の協力を得て、アパートとして再生しました。地元の人々の反対により解体が止まっていた建物を、リーシングや税効果の比較などを考慮しながら活用することに成功しました。
  2. 社員寮のシェアハウスへのコンバージョン
    この事例では、某会社がが所有していた古い社員寮を解体して売却する予定でしたが、建物の状態を見て活用の可能性を提案しました。結果として、建物を買い取り、シェアハウスとして再生することに成功しました。

これらの事例は、古い建物や空き地を活用することで、不動産の価値を高めることができました。

有松の建物再生で工夫したこと困ったことがあれば教えてください

有松の建物再生では、以下のような工夫が行われました。

  1. 建物のデザインを江戸時代のままに保ちながら、現代の基準に合わせるために設計をし直しました。
  2. 古い建物の材料を活用し、できるだけ昔の材料を使用して修復しました。
  3. 外形寸法や柱の配置を変えずに、天井高を上げるなどの工夫を行い、使いやすさを向上させました。
  4. 地主や街の人々からの寄付や協力を得て、改修費用を集めました。
  5. 解体を止めて建物を改造することで、周囲の歴史的景観を保ちました。

一方、困ったこととしては、基準法の問題があり、一度建物を壊して同じものを立て直す復元作業を行わなければならなかったことが挙げられます。(参考: ページ6) また、アパートに変えることで周囲の建物の景観が崩れる可能性があったため、工事が一時停止されたこともありました。(参考: ページ5)

社員寮のシェアハウスへのコンバージョンについてもう少し詳しく教えてください

社員寮のシェアハウスへのコンバージョンについて詳しく説明します。

まず、シェアハウスとは、複数の個室を持ちながら共有スペースを共同で利用する住居形態です。社員寮をシェアハウスに変換する場合、以下のような手順が一般的です。

  1. 調査と分析: 社員寮の現状を詳しく調査し、建築士や専門家のアドバイスを受けながら、コンバージョンの可行性を分析します。
  2. 設計と改修: 社員寮の間取りや設備を見直し、シェアハウスに適した形に改修します。例えば、個室の作成や共有スペースの設置、光熱費の節約対策などが行われます。
  3. 運営サービスの導入: シェアハウスの運営には、運営経費を取ることが一般的です。例えば、家賃に加えて光熱費や運営会社の手数料を徴収することで、収益を上げることができます。
  4. 地域まちづくりの視点: シェアハウスが集まることで、地域の雰囲気や活性化が変わることがあります。特に若い人たちが多く集まることで、街の活気が生まれることもあります。

また、コンバージョンには費用や時間がかかることがあります。建築費や改修費用、運営費用などを考慮し、収益性や回収期間を見極める必要があります。

以上が、社員寮のシェアハウスへのコンバージョンについての詳細な説明です。

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